きじたび日記 vol.30 沖縄生地たび 〜読谷山花織〜
沖縄の中部にある読谷村(よみたんそん)。
読谷山花織事業協同組合では、伝統的工芸品の読谷山花織・ミンサー花織の作品を見ることが出来る。近くには陶芸の村「やちむん」や世界遺産の「座喜味城跡」などがあり、青の洞窟も近い観光スポットだ。
座喜味城跡 やちむんの工房住居カフェ やちむん
読谷山花織の特徴は、花のようなの文様。
琉球藍や福木(ふくぎ)、すおうなどで先染めされた絹糸、綿糸を用いて織り込んでく。手間のかかる織物なので、琉球王朝時代には王族以外と読谷村以外の庶民は着ることが許されない、貴重な織物だったそう。600年の歴史がある読谷山花織は、明治以降の近代化・戦争により忘れかけられていたが、有志により1964年に復活した。
車で読谷山花織事業協同組合の建物に向かう。展示物の撮影はNGだったので、建物の外観のみ。

建物の中に入ると読谷山花織の反物や帯などが飾られ、組合員の方が説明をしてくれた。
展示の中に、お孫さんの成人式に祖母が手織で着物を仕立てた新聞記事が。
孫の成人、花織で祝う 病越え4着目制作 読谷の宇座さん(83)15年前から
https://ryukyushimpo.jp/photo/entry-671674.html
機織り機が別室に並んでおり、地元の方々がここに通いながら機織をし、伝統を脈々と引き継いている。
展示物を見てまわった後は同じ場所にある販売コーナーに。カラフルなテーブルクロスに目が引かれ、2枚ほど購入した。
読谷山花織・ミンサー展示販売所
http://www.yomitanhanaori.com/
沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品