きじたび日記 vol.24 岩立フォークテキスタイルミュージアム
自由が丘の小さな美術館。
岩立広子氏が1960年代からおよそ50年間、インドを中心に世界中を周り、収集した伝統民族衣装の数々。
今回は「シリアとその周辺国の衣装展」で、放牧民達の衣装や染織品を2、30点ほど展示。
結婚の時に送るラグ、装飾のついた鞍、装飾品など、衣装や生活の小物から、砂漠や草原やを旅する放牧民の生活ぶりが見えてくるよう。特徴的なのは、絹を綿と織り合わせて絣の衣装を作っていること。絞りの文様も素敵で、日本とは違う異国情緒を感じます。
2021年の現在、どれだけの民族が伝統衣装を着て生活しているのだろう、、と考えると、コレクションの数々は貴重な財産。
コロナ禍で旅には出かけられませんが、東京でも異国の空気を感じることができました。
一般財団法人 岩立フォーク テキスタイル ミュージアム
8000点余りの染織品を所蔵し、年3回の展覧会を運営。
世界中の、名もなき民が生み出す”大地の布”が並ぶ。東京都目黒区自由が丘1-25-13岩立ビル3F
https://iwatate-hiroko.com/